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vol.3 「島人」  

島への憧憬が確かにある。
島=南の海に囲まれた豊かな自然
島=ホスピタリティ溢れるおおらかな人たち
島=都会の喧騒から離れてゆったりと過ごす極上の時間。

 しかし、そもそも私たちは、島に憧れを抱かなければならないほど、広大な国土の上に暮らしているのだろうか?同じ日本国内でも、たとえば本州は沖縄よりは大陸的?かもしれないが、ユーラシアや北米大陸に住む欧米人から見たら、その国土も、たぶんマインドも(それがどのようなものかはさておき)島国に変わりはないのだ。島の上で日々をあくせく暮らし、さらに小さい南の島でのくつろぎを求めるより、地球温暖化を食い止めることもたぶん出来ず、日本の国土もほとんど亜熱帯へと気候が変化しているのではないかと思える昨今、いっそ日本人はみな、南の島の島人(しまんちゅ)のマインドになって、ゆったりと自然と共生しながら暮らしていくのがよいのではないか。

そのすべてが見渡せてしまうほど小さな島においては、限りある自然に対する愛情が喚起されやすいが・・・

 世界との距離が近くなるにつれ勘違いし、忘れがちになっていた「日本は島国なのだ」ということを改めて思い出そう。

 若者や元気な人は夢や希望を持って、この国をどんどん飛び出していけばいい。でも、その心にはいつも、核爆弾で吹き飛んでしまいそうな、隕石でも落ちれば一瞬にして国土の大半が無くなってしまいそうな、公害や伝染病が瞬く間に蔓延してしまいそうな、そんな狭く限られた小さな空間しか持たない日本というふるさとの島があって、その小さな場所に暮らしている親や友のことを思い遣ろう。そして、いつかそこに帰るべき自分を思い遣ろう。日本という島国に愛情を持とう 。

   そもそも日本人みな、島人なのである。

失いたくない風景、かけがえのない大自然


06. 夏(文 / 写真 黒田クーリー)