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vol3 「賭けとジョークと集中」

  私はラウンドで賭けをしたくない。ヘボだから負けるのがわかりきってて、お金を巻き上げられるのがいやだからではない。じゃまくさいのである。


 ラスベガス、オリンピック、村長さん・・・。いろんなパターンの賭けかたがあるが、とにかく、計算したり、誰と誰がチームだとか考えるのが億劫なのである。唯一、勝負したいのはスコアだけなのである。そこだけに集中したいのである。だってゴルフは個人のスコアを競うスポーツでしょ?私はゴルフを純粋な“スポーツ”と捉えているおっさんなのだ。といって、同伴競技者と言葉も交わさず、黙々とプレーしたいわけではない。むしろ、自分のも同伴者のも含めて一打一打に茶々を入れて入れられて進んでいきたいくちなのである。賭けなんかしなくたって、コミュニケーションは取れる。しかしその際、薀蓄やジョークやギャグや面白いアクション・リアクションのことばかり考えていると、集中を欠くのである。今、目の前にあるこのボールをどういうふうに打ち、向うに見える地形のどのあたりにターゲットを設定するかという、いちばん大事なことをおろそかにして打っちゃったりするのである。そのへんの切り替えというかバランスをいつか取れるようになりたいと思う天秤座の私なのだ。


 集中という意味ではやはりプロはうらやましい。みんなが賞金を争っているのだから、プロ同士の間ではプレー中無愛想だってかまわない。大いに集中力を高めることができるし、考える時間だってある程度与えられる。ただし、そのプレッシャーたるや半端なものではないだろうし、ゆえにイップスなどというやっかいな病にかかってしまったりもする。
 ああ、やはり、気分だけはプロのヘボなアマチュアがいちばん幸せだ。 
                               
’06.夏 (文/黒田クーリー)