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vol.2 「今更ながら」

  ゴルフはメンタルなスポーツであり自分との戦いである、とはよく言われることだが、私もそれには全く異論はない。たとえばティーグラウンドではドライバーを持つのか刻むのかという選択に迫られる場合があるし、セカンドのラフでは、ここは泣くのか狙うのかを決断しなければならない。もちろん戦略上どちらが良いかがその判断基準のはずなのだが、私の場合「戦略的にはどっちにすべきかは解ってるけど、おまえはどっちにしたいのだ?」と自分の心の奥に問いかける感じである。

  中山きんに君が自分の筋肉に問いかけるあの感じである。「おい、やるのかい?やれるのかい?やっちゃうのかい?」・・・そう問いかけると、どんどんポジティブになり、結局うまくいったときのイメージが頭を占領し、自分の技量も省みずリスクの高い方を選んでしまう。違う言い方をすれば、心の中の少数派の意見に従ってしまうのである。結果は無残なミスショット。そして、より厳しい条件下に置かれることになる。しかし、それは自分との戦いに負けたということなのだろうか?自制心が欠如し、はやる自分の心を抑え切れなかった男の哀れな末路なのであろうか・・・?いや、私はむしろ、ともすれば弱気になりそうな自分の心に「やってみようよ、やれるよ、やろう!」と呼びかけ叱咤激励し、スコアが崩れる心配や、失敗した後の労苦ばかりを慮り、せっかく訪れた冒険のチャンスを逃すという愚行を犯さず、長い目でみれば、実に自分のためになる練習を実践できたってことではないのかと思う。

やっぱり、やりたいようにやらなくては、なにしろ面白くないし、チャレンジしなくては、誤りにも気がつかない。失敗すればしたで、次は成功させてやると練習にも力が入る。ま、要は考え方ひとつだし、大金でも賭けてれば安全路線を行くことになりますけど…。

他にも決断を迫られることは多々あり、ひとつは、球がディボットにはまり込んだ場合である。私は一度もリプレースなんてしたことがない。どんな状況からでも打てる技術を身に付けたいのだ!そもそも手で動かすなんて反則は絶対いやだ!と、思っている。でも、ホントは、迅速なプレー進行のために設けられているローカルルールは反則ではないし、おおいに活用し、ミスショットしないことが同伴者や後の組のためにもいいのだが・・・。

もうひとつの決断は、ラフや林に打ち込み、球が見つからないときである。私はすぐにあきらめ、ロストとする。そもそも探さなきゃならないようなところへ打ち込んだ時点でだめなのだから同伴者を巻き込んでしつこく探すようなさもしい真似はしたくない。これは潔くっていいでショ?
抑制するのか、自らの発奮を促し勝負をかけさせるのか、粘るかあきらめるか、いずれにしても自分で自分をコントロールしながらプレーし、その結果に一喜一憂する。確かにゴルフはメンタルなスポーツでございます。  ’06.夏 (文/黒田クーリー)